安永正臣さんのポットとカップ
9月 29, 2013 § コメントする
10日間にわたる「ポットとカップ展」も今日でおしまい。思いがけず、たくさんの方にお越しいただき御礼申し上げます。最後になってしまいましたが安永正臣さんのご紹介。朝鮮の器や南蛮の焼締を研究されている安永さんは、白磁や焼締を手がけています。昨年、伊賀上野の工房にうかがいましたが長身の体型に合わせてつくられた高さのある薪窯と、美しい田園が広がる山里の美しさが印象的でした→◎ 今回、ご用意してくださったのは焼締の急須や白磁のカップ類。ころんとした急須は、片手に収まる小振りなサイズで、煎茶や中国茶によさそうです。
ぜひ手にとっていただきたいのが白磁の高台です。耐熱の砂を敷いて窯詰めするので、砂が窯変して高台に表情ができるのが特徴です。砂高台と呼ばれるこの高台は、朝鮮の器にも見られるもので、年代を経た器の気配を宿しています。趣のある作品を作られますが、まだ30歳。画廊やアートサロンでの個展も多く、これからのご活躍が楽しみです。
明日はMAMMOTH COFFEEのコーヒー講座。ワークショップのみの営業で、店はクローズしておりますのでご了承くださいませ。
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