「外環の2」を知っていますか?

9月 2, 2012 § コメントする

今回は道路の話です。外環道のことは皆さんご存知だと思います。関越〜東名を結ぶ延長約16kmの区間は、昭和41年に高架方式で都市計画決定されましたが、その後地元住民の強い反対を受け、周囲へ影響を与えないよう平成19年、全線に渡って地下方式に計画変更されました。地下40mの深さに5階立てビルに相当するトンネル状の高速道路をつくるというこの計画の着工式が9月5日に行なわれる予定で、いよいよ事業が本格的に始動する模様です。完成予定は2020年。オリンピック招致に躍起になる石原都知事の招致活動の一環として、40年以上凍結されていた道路が今、つくられようとしています。

大部分が大深度の地下とはいえ、周辺にどんな影響をもたらすか予測不能なこの道路に加えて、「外環の2」という一般道の計画が練馬区内で計画されていることをご存知でしょうか。お客さまのMさんに聞くまで外環道=地下と思い込んでいましたが、高速道路を地下化する一方、なぜか一般道の計画は地上に残されたままになっていたそう。この道路、一車線道路ながら中央分離帯に幅10mの緑地帯を持ち幅40mもあります。住民の反対に遭い住環境を変えないよう、高速道路が地下化したはずなのに、地上に道路をつくるとは不思議な話。幅40mというと、小学生が1回の青信号では渡れず、お年寄りはなおのこと。しかも大泉ジャンクション周辺からcopse近くの日銀グランド脇の「石神井団地入り口」の交差点を経て、上石神井通り方面へと突っ切る、まさに住宅街を斜めに横断する道路となります。練馬区では①南北の道路整備 ②歩道や自転車の車道を確保した安全な道路をつくる ③緑化して区全体の緑地率をあげる ④周辺の渋滞を解消することでco2を削減する といった謳い文句を揚げ、今年2月に発表された「外環の2」に関する素案では、石神井公園から吉祥寺間が現状バスで27分要するのが、道路ができれば14分に短縮できるとされています。が、現在、事業決定しているのは練馬区だけで、杉並区や武蔵野市は廃止を含めて検討が行われてるところ。練馬区内だけに実現させても南北の動脈としての役割を果たすことがないばかりか、私道や行き止まりが多い住宅街の真ん中に道路を通せば危険を招くだけ。にもかかわらず、大泉ジャンクション周辺の外環の2は、外環道の着工に向けて整備が進むなか、すでに練馬区の事業決定が下り、用地買収を開始しました。

石神井台みどり集会所で先日行なわれた、反対派の区議と地域住民による集会では、参加者のほとんどが60代以上のご年配の方々でした。40年前から活動している方の多くは70〜80代で、今の世代にとって外環道はすでに解決済みの過去の話と思っている方も多いようですが、子どもを守り、環境を引く継ぐ責任を持つ世代が中心とならなければ、知らない間に実現されるような事態になりかねません。素案では緑化率が向上することもうたわれていますが、公園のそばにこんな道路をつくることが、よいのでしょか? 道路と道路の間に緑地帯をつくることで緑地化向上に貢献するとうたっていますが50年後、100年後に、三宝寺池周辺のような人々が寛げる雑木林となるでしょうか? 膨大な建設費を負債として将来に残すだけのような気がしてなりません。

豊かな石神井公園の自然に恵まれ、自然と人の理想的な暮らし方を考えるcopseでは「外環の2」の計画に疑問を感じ、計画に反対します。ささやかですが店頭でも署名活動を行っていますので、思いを共にする方がいらっしゃいましたらぜひ、ご協力いただけると幸いです。なによりまだまだ知らない方の多いこの道路計画を、ひとりでも多くの方に知っていただければと思います。

*文中の内容に誤解や認識不足な点がありましたらご指摘いただけると幸いです。

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